第9話|ベンダー選定とロックイン回避

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要再確認

公開 2026-05-01

性能・データ方針・SLA・価格・移行容易性の 5 軸評価と、メイン 1 社+代替候補 1 社のマルチベンダー戦略を紹介する。

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ベンダー選定の 5 軸

AI ベンダーを選ぶときの判断軸は、次の 5 つに集約します。

  1. 1. モデル性能(業務の質に直結する)
  2. 2. データ取扱い方針(学習・ログ・第三者提供)
  3. 3. 可用性と SLA(ダウン時の影響)
  4. 4. 価格と価格改定の透明性
  5. 5. 撤退時の移行容易性

このうち最も見落とされるのは 5 つ目です。「いま動くもの」だけで選ぶと、3 年後に乗り換えられない状態になります。

モデル性能の見方

モデル性能は、ベンチマーク数値ではなく、自社業務での評価で判断します。第3話で作ったベンチマーク 30 件を、複数ベンダーで実行して比較します。

ベンチマーク差が 5% 以内なら、性能で選ぶより他の軸(データ方針・価格・移行容易性)で選ぶのが妥当です。10% 以上の差があれば、性能差が業務効果に直結します。

「最新モデルが出たから乗り換える」を毎回やると、運用が安定しません。ベンチマーク差が業務上の意味を持つかで判断します。

データ取扱い方針の確認

ベンダー側のデータ方針は、契約書だけでなく次の 4 点を文書で確認します。

  • - 入力データを学習に使うか/使わないか
  • - ログ保存期間と保存場所(国・地域)
  • - サポート時に社員がデータを参照する条件
  • - 解約時にデータを削除する手順と証跡

国外サーバ保管の場合、現地法(Cloud Act 等)の影響を受けます。業界によっては許容できないケースがあるため、業法側との整合性を確認します。

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