第8話|コスト設計 ── トークン・人件費・リカバリ工数の総コスト

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公開 2026-05-01

トークン課金 3 シナリオ、運用 3 役の月 30〜40 時間、リカバリ別枠留保、部署横断按分の現実解を紹介する。

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AI のコストは「3 層」で見る

AI 導入のコスト試算で、トークン課金だけを見て「月数万円」と算出する事例をよく見ます。これは半分です。AI のコストは 3 層で見ます。

  1. 1. ベンダー課金(トークン・サブスクリプション・API 利用料)
  2. 2. 人件費(運用担当・改善担当・業務オーナーの工数)
  3. 3. リカバリ工数(誤回答対応・事故対応・再構築)

3 層の総和が、AI の本当のコストです。1 層だけで算出すると、本番開始から半年で「想定の 3 倍かかっている」ことになります。

ベンダー課金の見積り

トークン課金は、次の 3 シナリオで試算します。

  • - 標準ケース:想定利用量で月額いくら
  • - 倍ケース:想定の 2 倍利用された場合いくら
  • - 上限ケース:これ以上は予算で止める線をいくらに置くか

試算には、PoC 期間のトークン使用量を基準値にします。PoC で 1 人あたり月 5 万トークン使ったなら、本番で 100 人なら月 500 万トークン。これに余裕係数 1.5 倍をかけて予算を組みます。

サブスクリプション型(人数課金)は予測しやすく、トークン型は予測が難しい代わりに使った分だけになります。両方の特性を理解した上で、業務に合うほうを選びます。

人件費の見積り

人件費の見積りで、よく抜けるのが次の 3 役です。

  • - 業務オーナー:月 4〜8 時間(誤回答パターン判定・FAQ 承認)
  • - 技術オーナー:月 8〜16 時間(プロンプト改善・ログ分析)
  • - 改善担当:月 8〜16 時間(評価ログ集計・ベンチマーク測定)

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